役割

 

先日、遠方の友人と久しぶりに話したのですが、

 

『もう嫌!とにかく日常生活から離れたい!』と

 

ネガティブな思いや感覚が込み上げてくるのを感じて

 

ご主人に頼んで急遽家族でドライブ旅行をしたら、

 

帰宅後は自分だけでなく、家族みんなの雰囲気まで不思議と落ち着いた、と言っていました。

 

 

主婦業や仕事に追われ、ゆっくり1人になる時間も取れなかった彼女は、

 

日常生活を『ちゃんとしなくちゃ!』と頑張る人です。

 

この"ちゃんと”の部分は、仕事や家事だけでなく、人への接し方にも表れるので

 

家族は彼女を頼りにしていて、太陽みたいな存在です。

 

 

そんな彼女は、いつも自分への優しさは忘れてしまいがち。

 

気が付けばいつの間にか心身共に疲れが溜り…

 

それでもなんとか家族のためにと頑張るのですが、

 

そんな彼女の状態を知ってか知らずか、

 

子供たちの喧嘩やイライラがどんどん激しくなり

 

彼女の疲れはエンドレス。

 

 

 

 

こんな風に個々の心身のバランスは、家族のような近い関係性には

 

特に連動しがちです。

 

 

 

 

日々の『やらなきゃいけない!』

 

と感じるルーティンに飲み込まれると、

 

本来は生きている時間の全てが

 

自分の人生だったはずなのに

 

組織の一部

 

誰かのための自分

 

という、役割の人生になってしまいます。

 

 

家族間や職場など、誰かと関わっている以上、

 

その場での役割を担うことはあります。

 

ただ、自分らしく過ごす時間と役割で過ごす時間のバランスが

 

大きく崩れると、次第に自分の為にすることが疎かになり始め、

 

やがて毎日疲れ切ってただ寝るだけで精一杯、という状態を

 

繰り返してしまう事もあります。

 

 

 

人生が"役割の自分”

 

に乗っ取られてしまわないように

 

自分の心身が疲れ切っていないか

 

定期的に意識するのは大切でしょう。

 

 

 

ただ、自分の心身の状態を後回しにする人は

 

多忙な時に疲れている自分を優先する事を

 

良くないと感じているかもしれません。

 

 

 

仕事が溜まっているのに休むのは無責任

 

ちゃんとご飯を作らないと母として無責任

 

etc.

 

自分のことを後回しにしても仕事のため、誰かのため、

 

という気持ちが強い人は、責任感や向上心が強かったり

 

人への思いやりがある方が多いでしょう。

 

そんな人だからこそ、自分への思いやりを忘れずに

 

心身のバランスにも責任をもって生きることが

 

結局は"人のため"にも繋がります。

 

 

 

 

 

 

 

いつも誰かを気遣い

 

気遣われることが少ないと感じる人は

 

自分への気遣いを忘れていないか

 

時々振り返ってみてください

 

それは

 

アナタが大切にしている周りの人への

 

愛にも繋がりますから…♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017 / 11 / 28                 kyoko